恋する人のクリスマスソング/
和泉 誠
光さえ届かない広い広い宇宙を切り取った断片
絶え間なく舞い降りる水の結晶達が
オレンジ色した街の光に照らされて
そびえ立つ豪勢なビルに 玩具みたいなお店
絶え間なく流れる川にかかった橋では
帰路を急ぐ人や 手をつないで歩く恋人達が
話し声に笑い声 そして秘密のささやき
遠くでは楽しそうなクリスマスソングが流れてる
足どりは軽く 心はその一足先を滑っていく
絵描く軌跡は素敵な夢を映して
足どりはますます軽くなる
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