受け売りの芸術論。/和泉 誠
が他人からは非道徳的な反社会的な負の感情を、
発散しているのだと見破られないように。この世界には芸術があふれてる。
例えばある人はおしゃべりをする。話す相手がいない人は物語を書く。
例えばある人は歌を唄う。聞いてくれる相手がいない人は詩を唄う。
芸術家なんてみんな寂しい人なんだ。私はそう思う。
寂しい人は自分の芸術に満足なんてしない。
だからどこまでもどこまでも、自分の物語を詩を凝ったものにする。
私は芸術家になりたいけれど、ならなくていいなら、それでもいい。
けれど自分にはなる以外きっと道はないんだろうって、そんな気がする。
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