未来について/一代 歩
想像もつかない未来がきたとしてそれでも言葉は消えないだろう
できるだけ近づくことを目的に携帯電話が進化していく
消耗を減らす進歩が未来でも無駄を愛する癖が消えない
一瞬も止まることなどないことも先の未来も忘れてしまう
あらかじめ予期してあった未来さえ操れなくて困ったトイレ
灰は過去揺れる煙が現在であと2cmがタバコの未来
もみ消した吸殻にさえある未来 今の私はどこにいるのか
メーターは常にプラスを表示して勝手に未来へ踏み込んでゆく
現在が見たこの先の未知のため名前をつけただけの未来か
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