3.詩の付加価値/いとう
 
求したいのかを見極め、それを踏まえて、付加価値に何をさせるかを考える必要があります。
 みつをなり326なり夏生なり魚武なり、あるいはリーディングなりネット上の詩の文化なり、逆に、文芸としての詩なり現代詩なり、「そんなのは詩ではない」「あんなところには何もない」「つまらない受けない求められていない」と切って捨てるのは誰にだってできる。言うだけでいいんだから。そしてその気持ちも理解できる。それらはすべて「詩が好き」という感情から発せられているはずだから。でも、それぞれがそれぞれに対してどんな付加価値となっているのか、それらを通じて何を訴求できるのかを考えていくと、詩(poetry)全体にとって、とても幸福な方向が生まれてくると思っているのは俺だけなんだろうか。




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