幽霊じゃない/プテラノドン
 
私たちは死ぬまで生き続ける。
幽霊は死に続ける。いつまで?

さまよえる幽霊が躓いた。その幽霊は
浮いているはずじゃなかったの?と、
困惑した表情。悲しいのかもしれない。
死んでいるのに?そりゃそうさ。
皿を数える幽霊だっているはなし。
じゃあお前は何するの、と訊くと
俺?リフティング!と、人気のない公園通りで
リフティングを始める少年の幽霊。
1、2、3と気を利かせて数えてやる。
けれどボールを落とすたびに―、どうやら
彼は素人同然で、みるからに年下のくせに
「参っちゃうよなぁ!ガキに邪魔されると。」
とか言いがかりをつける、そうかと思えば
スパイクシューズのぎざ
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