文蚊論/ベンジャミン
 
、誰となく
吸い取り、吸収したものである
つまりは
わたしも蚊と同様に
人様の何かしらを栄養源としているのである

つたない文がふらふらと漂うのなら
それはまさしくボウフラのようであるし
もしも誰かの目に止まり
うっとうしくも読まれるのであるならば
それこそが
わたしの文化であるのであろう

ちょいと両手を持ち上げて
ぱちんと叩くその前に

こんな文蚊論なんぞはいかがでやんしょ?



        
戻る   Point(2)