しあわせとさみしさ/とびまる。
さがなにもない関係なんてあるわけないじゃない。
朝から晩まで一緒にいても寂しくなる。
しあわせなことばかりに囲まれたとしても必ず寂しくなる。
こんなことで寂しくなるのかということで寂しいと思うとか。
そんな寂しさがなくなればいちばんいいのだろうけど。
たぶんそれは無理だと思うから。そのままにしておくよ。
ひとつずつなくしていくこともできるだろうけど。
寂しさを見つめるのはなんとなくいやだから。
寂しさを忘れられるだけのしあわせを作ってあげる。
目に見える形にならなくても。
ちっちゃなことばかりになってしまっても。
君にしあわせだと思ってもらえることをいろいろと考えながら。
僕のやり方でそれを作ってあげるんだ。
それを考えてたりする時は、君がずっと僕の中にいると感じる。
しあわせなことがひとつも作れなかったとしても。
僕の中に君がいることだけは間違いないことだよ。
だから君は。僕がどこにもいないじゃないかと寂しがらないで。
君が僕の中が見えない時は、僕が教えてあげるよ。
僕の中からいなくなるわけがない君の居場所を教えてあげる。
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