朽ち/Yuno
 
君と出会った時間になるともう日は落ちた
世界の終わりと僕は手を繋いでた
多分、いつか君がはいた白い溜息

何回太陽を見てまぶしいといった?
与えた暖かさの中で僕は泣いていた?

この日の果てに君がいなくなる
落ち葉がカサカサ言う 帰り道
星を仰ぐ僕の肩は濡れて
冷たい手で僕は拭う 立ち止まる

わずかに零れ落ちた言葉を拾い集めた
パズルのピースになっていて欲しい
足りなくて再構築が出来ないでいて
ピースをはめ込んで僕の君は完全になる

何回この木下で季節を過ごしたか
何枚の葉を踏みつけて抱き合ったのか

遠くない今日君が終わる
出来るならば手を重ねていて
僕だけの今日よずっと終わらないで
コトバをピースに重ね合わせて君に

往かないで・・・
僕をおいて・・・
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