ねじれていたい/石川和広
 

哀れまれ
守られようとして
更に
暴力の
地平に
たたきつけられ
うばわれ
間を裂かれ
もう友達になれないのか?

詩は
詩は
そのなかで
どうしてか
ブラックボックス
とおまきに
あるいは
直線に
行こうとするのか

やめなさい
せめて
ねじれていたい
戦後の山の
重なりの
その
遠く
ねじれていたい
批評なり

明日から今日へ
そして明日へ


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