「残酷な天使のテーゼ」を詩として読む。/和泉 誠
 
性が少年に祈りを捧げる歌です。

女性と少年は愛し合っています。
できることなら片時も離れることなく、
ずっと一緒にいたいと思っています。
けれども、それができません。

そうすることで、この少年が不幸になることが女性には分かるのです。
少年は自分なんかと一緒にいなければ、
栄光への可能性である次のステージに進むことができるのです。

でも、そのためには二人は離れ離れにならなければいけない。
少年はそのことには気がついていません。
けれど、女性にはそれが分かるのです。
もちろん女性だってできることならば、少年とずっと一緒にいて、
ずっと愛し合いたいと思っています。

けれども、その女性は少年の可能性を、
自分なんかのために潰したくないと悩んでいます。
でも、本当は…

残酷な運命が彼女と少年を待っています。
自分を捨てても決して振り返らないで。絶対にあなたは夢をつかんで。
彼女は少年に想いをたくします。

以上です。

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