虚空の刻印/
こしごえ
つながっている
(
青く透けた日の光が
結晶となってふりそそぐ季節
つめたい雨は 灰となってしまった
存在している私
無くなる。
空から堕ちた秘密が
虚ろな視線で風を呼ぶ
無神経に朽ち果てていく意識が
枯れゆく花から言葉をなぞり
重く光る真実を叫ぶ
透けた命 響く瑕(きず)
無機質に 匂う静かな空間で
ゆらゆらゆれる光にとけて
ほほえんだまま ぬけ殻になる
)
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