遠くから見ている/Yuno
 
待ち合わせした繁華街の一角
まるで笑わない君をはじめてみた
僕の胸は既に鼓動を抑えられない

あれ?どこかでお会いしたことはありませんか?

消えた彼女を追って僕は旅をした
昔と同じようにおんぼろの車で
失踪したのは多分僕だった

音を発しない彼女はまるで一人ぼっち
孤独を体現している姿に僕はまた胸を打たれた

もう二度と会えないかな

彼女は首を横に振る
意識なく雫が零れる

僕は遠い壁の下でそんな夢を見た

抗えないのは多分僕のほうだった


さようならだね。愛していたよ
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