氷のオーラ/アマル・シャタカ
 
心が渇かぬように君は 氷のオーラを身にまとう

それは君が流した涙
涙のオーラ

砂漠では生きられないからと 君が選んだ氷の世界は
しかし砂漠と同じで

夕日に光る砂漠が美しいように 氷のオーラをまとう君は美しい
それはとても悲しいくらい

氷のオーラで 君の隣はいつも空席
迷惑でないのなら そこに僕が腰掛けよう
凍り付いてしまわぬように 言葉の毛皮で我が身を包み
言葉が尽きれば凍え死ぬ
それならそれでいい

透き通る瞳 透き通る心 しかし乾いた君のすべてに
砂漠でもない 氷河でもない
そんな世界を話してあげよう

「思いやり」という気持ちからレモンバーム
[次のページ]
戻る   Point(5)