好き/
こしごえ
すき。
つらつらと
窓硝子に透明な静脈
いつしかの雨
ちいさな胸にけむり
せつなさ響くぬけ殻の
透過する自殺
すき。
その精神
クシャグシャにくずれそうな
物理的に映らず視覚された
すがた
しろく
透きとおった肌がこの精神を犯す
われは罪びとなり
もはやひきかえせません。
はなはつちにかえります。
さいごまでみとどけたい。
とおくはなれたいのちと
いのち、ここであいましょ。
すき。
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