おやすみなさい/
tondemon
おやすみなさいの後で
まだどこかで誰かが明を炊いているのかと思うと
ほら、なんだか眠れないでしょう
だってほら、
おやすみなさいの合図とともに、
全てのドアと光と絵本は閉じられるはずだったのだから
『大丈夫、ほら、いつだって。明るいからここは。』
へぇ
そうなの
でも私は何が大丈夫なのかもわからないの
おやすみなさい
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