精一杯いきてるのだから/炭本 樹宏
木枯らし吹く都会の中で
ひんやりした空気に
頭を冷やして
どうにかなるのかならないのか
正直つらい人生だけど
やけくそにはならないぞ
健気に生きて
出会いの奇跡の連続で
大木のように
雨にも風にも負けない
器用に生きていけない僕だけど
一つ一つ壁を突き破って
自分を発見していく旅なのだ
どうなるかわからない
それがどうした
今僕は生きている
深呼吸をしながら
朝には活力の恵みの太陽を浴びながら
昼には重たい荷物をよいとせと背負いながら
夜には重たい過去と正面からむかいあって
生きることをあきらめず
この世を去るときには
精一杯いきてるのだから
心に安らぎがくることを
願って明日の扉を全開にしよう
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