短歌と言う形式へのリスペクト/山田せばすちゃん
 
俺は文化ってのは畢竟のところ「屈折」だと思い込んでいて、たとえば手づかみで物を食い散らかすよりは箸やフォークやナイフを使う方が幾分「文化」的だと考える。
もちろん手づかみであったとしても、左手は使わないで、右手のみを使い、米や麦粉を一口大に手でまとめてカレー付けてから口に運ぶとかいう「お作法」がきちんとしてれば言うまでもなくそれは「文化」的だ。(ついでに言っとけば素手で飯を食う「文化」と手具を使って飯を食う「文化」のどっちがより高次の文化であるかなどという問題は、この際考えるに値しない、どちらも「文化」としては「等価」であることは言うまでもないからだ。)
街歩いてるお姉ちゃんをいきなり拉致
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