残像/一代 歩
 
そこまでの旅にでるから軽く言い私を置いて見えなくなって

本心を語らない君かくなるは心理テストを出すしかなくて

髪をとく君の指先もてあます君がとく髪切り落としたら

ちりぢりのこころを繋ぐ君の手はもう届かないところで遊ぶ

腕枕その骨格が私には不適合だと理由をつける

黒は闇白は希望と決め付けて白黒つけた気にだけなって

残像を重ね伊勢崎ゴミバケツ詠み人知らずの百合の花束

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