サクランボ/EnoGu
 
っていつまでもおもちゃにしてあそんでいる、心のどこかできっとあなたは、それがあなたの毒であることを知っていたのだ、あの夜の記憶は今日までぼくのなかであの運河の道をさまよいつづけている、テーブルのうえには今夜もさくらんぼの透明なビニールカップだけがのこされてある、あなたのねだった氷のような、美しかったサクランボはいったいどこへいってしまったのだろうか。

きょう、新宿はミロードの亜土ちゃんショップにて水森亜土さんのイラスト詩集「甘い恋のジャム」を買いました。 現在午前五時半。 部屋でぱらぱらと、いや、憑かれたように幾度も幾度もそれに目を通しながらひとりサメザメと泣いています。 まったく、ドイツもコイツも死んじまえってんだ。


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