きらきら/
アマル・シャタカ
て
生命の樹を見つけたら わたしがわたしでなくなる前に
必要とされなかった愛を根元に撒いて
そしてわたしの体は帰りましょう 消えましょう
愛だけでも 生命の樹として唄い続ければ
わたしは死んだことにはならないのだから
自らを押しつぶした 満たされぬ空間を抱えても
愛を求めて生きた心は 旅人の心を慰める詩として
今日も舞い散る葉の中に そよぐ風の中に 木漏れ日の中に
いつか まだ見ぬあなたに向けて
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