きらきら/アマル・シャタカ
 


生命の樹を見つけたら わたしがわたしでなくなる前に
必要とされなかった愛を根元に撒いて
そしてわたしの体は帰りましょう 消えましょう

愛だけでも 生命の樹として唄い続ければ
わたしは死んだことにはならないのだから

自らを押しつぶした 満たされぬ空間を抱えても
愛を求めて生きた心は 旅人の心を慰める詩として

今日も舞い散る葉の中に そよぐ風の中に 木漏れ日の中に
いつか まだ見ぬあなたに向けて

戻る   Point(3)