さよなら、少年。/tondemon
 
さよなら、少年。

君と君の友達の輪から
僕が誰にも気づかれないまま抜け出していた午後も
それに気づいた午後も
まるで青と光が零れるばかりの
残酷な天気だったね、世界は





さよなら、少年。

きっとほどけた靴紐を結ぼうと思ったんだ、僕は
そんなわずかに
君たちを見失ったよ
それは迷子とは少し違うんだ
それは誰のせいでもないんだ
それは後悔してどうになることじゃないんだ
それでも、二度と君たちと並んで立つことはできないんだ





さよなら、少年。

もちろんあの時も一人だと思っていたよ、僕は
誰かと遊んでいたって
無意識に世界は
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