明日に続くドアの鍵/
炭本 樹宏
昼も夜も関係なくにぎやかな
心の宿に灯るのは
めくるめく孤独色した宇宙の中の
母なる月に映る
うさぎ達のもちつく姿
季節の摂理に従って
太陽は遠ざかって行く
目に映るのは
僕の分身 化身
深く青い夜の中
きらびやかな星々が落ちてくる丘に
かすかな温もりを求めて
輝く星に向かって歩を進める
明日に続くドアの鍵は
この手のひらに握られている
感謝の気持ち
忘れずに
静かに鍵を開けましょう
戻る
編
削
Point
(1)