隠れんぼの行方/
りぃ
風の中に紛れて二度と見つからないかくれんぼがしたい
探す人の手をすり抜けて
撫でるように、詫びるように
その言葉は繰り返されて、いつの日も繰り返されて
もういいかい？なんて聞かないで欲しい
もう諦めて欲しいよ
私なんて探さなくていい
その声を聞くたびに、冷たい心が震えて泣いて
探さないで、もういいよ
それは最初で最後の始まりの合図。
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