ラムチョップのおはなし。/仲本いすら
動に疑問を持ち、こう問いかけた
「おまえ、本当は何が怖いんだい?」
「そうだなぁ・・・今は冷たいジンジャエールが怖い」
第3章 『ラムチョップちゃん』
「おばあさん、おばあさん」
「なんだい、ラムチョップや」
「おばあさんのおくちはどうしてそんなに大きいの?」
「それはね、おまえをおいしく食べるためさ」
おばあさんはナイフとフォークをとりだして、手を汚すことなくおいしく
ラムチョップちゃんをたいらげたのだった。
第4章『救命ラムチョップ24時』
からからとベッドの車輪が回り、赤い蛍光灯がチカチカと廊下に染み渡っている。
「先生!ラムチョップは
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