3)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その3・・・さいとういんこさんに学ぶ(2)/宮前のん
ると、演出という部分が必要になってくるんです。その詩の字面だけじゃなく、
声色、立ち姿、雰囲気といったものまでが、その詩の添え物あるいは演出物として扱われます。
普段は関西弁をしゃべっているのに標準語で読んだがために、どうもウソくさく聞こえたり、
あるいは「俺」という単語を女性の高い声で読んだりすると、雰囲気が壊れることもあります。
もちろん、ハスキーな声質の人なら男性言葉が似合ったりもするので一概には言えませんし、
要するに、その人の声質や方言、声の大きさなどにあったテキストを選ぶことが大切なのです。
いんこさんはおそらく、私の声質や雰囲気では、男性言葉の詩が似合わないということをおっしゃった
のだと思いました。そして実際、女性言葉に書き直した詩を関西弁で読んだ時、皆さんにすごい拍手を
いただいたのでした。
●覚え書きメモ/その3:自分の声質や雰囲気、声の大きさなどにあったテキストを選ぶこと。
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