初期衝動/ぱれーど
 
毎日が単調に過ぎていく。そりゃあ何もないなんていわないさ。

でも、案外予想の範疇なんだよ、楽しいことも悲しいこともワタクシ規格の内側です。

一生懸命さが足りないのかね、案外すげぇことなんてごろごろしてそうなのに。

下向いて歩いてるから空の美しさなんかわかるわけなくても、

それにしたって目の前のすぐ足元の素晴らしい雑草に春の訪れすら感じないのかい。

やれやれ、いつから創られた感動にだけ反応するような人間になっちまったんだ。

そりゃあ筋書きのないドラマも、滑稽にみえてしまうよなあ。

で、いつになったら歩き出すんだ?時間は案外急ぎ足なんだよ。

明日か?明後日か?煮え切らないねぇ。

いっそこのまま立ち止まっていようか。それはいやなのか。

じゃあどうするんだ、情けない。

じゃあ一分やるから今すぐ決めろ。

最期に笑って死にたいのなら。
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