朝露と少女/
りぃ
扉を叩く朝
大きな日に泣き虫が止まる木々
緑の葉を食べたあの子を
どうか罰しないで欲しい
昨日降った雨が
あの子の心を食べて
月になり太陽になるころ
愛しい愛しいあの子は
緑の葉に集った雨を
飲み干しただけなのだから
ほらまた
笑い声と駆け足が
聞こえる
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