PIGSTY?/暗闇れもん
当時18歳)は、他殺であったとある警察官は証言した。世間では、ただの病死と伝えられたが実際は違っていた。その警察官によるとその現場は余りにも凄惨で、この情報を伝えることにより多くの人々が精神的ショックを受けるのは避けられず、また二次犯罪を避ける意味で真実が隠されたらしい。
ある朝、検温で彼女の個室を訪れた看護師が目にしたのは夥しい量の血で染まったシーツだった。病室の何処にも彼女の姿は無く、変わりに赤い血が白い病室の床に流れ落ちていた。
その看護師の証言により、警察や病院関係者が彼女の姿を捜したが一つも手掛かりは無かった。その間も病院は正常に機能し、入院患者にはいつも通り栄養配分を考えられた食事
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