朝のメロディ/りぃ
 

メロディー譜を投げ捨てて
言葉だけ拾い集めた日
音に乗せる必要なんか無いって
私にはこの言葉一つあれば良いって
頑なに信じていたから、夜明け

夢だってあって
絶望は少しずつ箱に詰めたりして
(二度と開けないわ)
希望を膨らます方法をいつも探してた
風船を飛ばしてピエロ、青空

やることだって沢山あった
遊んで遊んで空の彼方
働いて働いて甘いアルコール
休息の日に燃え尽きてちゃもったいない
午後の紅茶、鈍る光は、真昼の太陽

これ以上何も要らない程
いろんなものがあったのに
今は見当たらない、何一つ
心も体も居場所を探してもがいてる
まだやりたりないのよ、出口を教えて、夜夜中

結局、いつだって
色んなもの抱えて走ってた
いつのまにか零れ落ちたのね
軽くなった腕の中に動揺して
突然分からなくなったの、レールの上にいたことすら
もう一度きっとまた走り出す日が来ると誰かが私に
言ってくれたなら

その時目に映るのは、始まりの輝く朝焼けでありますように


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