自分だけの価値/
 
無性に腹が立つことがある
それが全て
考え方の違いで片付けられる


認めることが出来ない

君は僕とは違うんだね

それではすまされない
内側に膿がたまり
侵食されていく



否定する権利が君にはあるのか



それは普段疑わないもの

言葉 歌 物語
夢 日常 


そこに自称評論家が目をつけ
矛盾点を探り 抉り
価値観の合わぬものを取り上げ
エサとする
それは聴衆の拍手を煽るため
犠牲となる

そして評論家は神妙な顔つきで
ただ 頷く



普段疑わなかったもの
そこに
自らを支える芯が入っていたことに
傷つ
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