(たいおん)/あめ
ただいまと叫びあけたげんかんのさき
どうしたのまっさおでと母親が言った
ゆっくりと性急にコックをひねると
つめたいみずにあたしは流されていくだけ
つまりは雨とみずに違いなどなくて
どちらがあたしにより近いかというお話(ポエトリー)
35℃の体温より
も、うけわたしてしまいたいものがあって
そこにただ ただたちつくすのは
トーストが未だこげついていないから
むやみに躓いたコン クリートロード
そのひとかけら 、が
ひとかけらが欲しい訳じゃなかった
silentにした携帯電話が
鳴るはずもない事をあたしは知らない
ねぇつまりは其処に違いなど無いのね
どちらがより近いかというお話(ポエトリー)
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