Y/M/Monk
 
んなさい。相手があなただったら問題ない
のに」と謝る。僕は「それが誰であっても問題はない」と答える。
僕は毎日のように君と性交する。夢の中に登場した様々な体位を試
し、時には優しく、時には強引に君の身体を抱く。君は十分にオル
ガスムスに達することができたし、僕は問題なく射精をした。これ
ほど満足のいく性交を重ねられることは極めて希で、とても素敵な
ことに違いなかった。問題などまったくない、と僕は思った。


 ***


僕のものは僕のものだから君のものは君のものだ。僕の考えたこと
は僕のものだから君の考えたことは君のものだ。僕のものがほしけ
れば1つあげるから君のものも1つくれ。僕のものを君が持ってい
るのが、いい。君のものを僕が持っているのが、いい。だからいち
いちこんな面倒なことをしている。



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