秋晴れと僕の心/炭本 樹宏
 
 秋晴れに君の笑顔がまぶしくて
 流れゆく時忘るれば
 季節の魔法が降りかかり
 けがれなき瞳(め)に映る夕暮れ

 幾度(いくたび)も訪れる四季身に感じ
 そのたびごとに新鮮で
 目に見えぬ不思議な気配感じつつ
 瞳(ひとみ)を閉じて想いを馳せる

 涼しげな風身にあずけ
 我進む道うっすら浮かび
 透きとおる空見上げつつ
 想いをこめて歩を進めん

 友人は妻をめとりて旅立ちの
 手伝い運ぶ家具たちも
 さまざまな想いこめられて
 重い想いを運ぶ夕暮れ


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