レゴロゴ/tondemon
 
のフライト





こうしてる間に新しい「今」が死んでゆく
輝くことなく
輝かせることもせずに
傷跡が痛む
わかっている
まだ振り返っている
わかっている
それでも
思い出さずにいられない

たとえあの奇跡が
僕の勘違いであったとしても





いや
確かにあの一瞬ー

僕らはレゴブロックだった



レゴブロックの形をしていた僕らは


一つだった



誰かの何かの


大切なかけらだった



そうありたいと願っていた















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