ぼくのココロは/いとやん
 
ないよ ないよ 内容が
ないよ ないよ 内界が
ないよ ないよ 内外が
ぼくのココロは 内戦だ
ぼくのココロは 内争だ
中対外で 綱引きだ
引きちぎられて 空白だ
外から流れ込み 色塗られる
自分だけの色を持ちたいと
口にする分 もがいてる
結局他人が目に入り
そっくりそのまま写そうとする
空虚な満足手に入れて
ふと我に返って気づくんだ

ないよ ないよ 内容が
ないよ ないよ 内界が
ないよ ないよ 内外が
一人旅が恐ろしく
人についていくしかできないや
ぼくのココロは空っぽで
涙も出ずに 惨めだよ
ぼくのココロは ないないづくしの廃墟だよ

ぼくは彷徨い見回した
ぼくは流離い考えた
あった あった 答えが

まずは塀をつくって
囲むのさ 守るのさ
自分だけの色を出すために
己との戦いが始まるのさ










戻る   Point(1)