シミュレーション/一代 歩
 
話がしたいって
笑顔で言った彼女の
話したいことをもう知ってる

それに備えて
シミュレーションしてみても
なんて言ったらいいのやら

きみとわたしのこと
きっとわたしたちのうちどちらも
説明なんてできないよね

まずはお茶をにごすことから始まるようなわたしたちを
信じているのは

どう考えても

世界中できっとふたりだけ。

何も知らないで、妙な自信を与えようと訳知り顔で話す人を除いて
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