ODAKYU-JITU/あまくちペルノ
なにとはなしに 夕方おきて
産婦人科にいったらしまっていて
ちょっと不安なきもち抱えながらで
なにとはなしに
電車にのって
ぼやんとしたくて 各駅停車
下北沢まで ひとあそび
背を走り去った 急行電車の
急ぎかげんと おおきな音に
『のんびり いかないの?』
おどろき びびり かんがえながら
愛した人の 駅をすぎ
『豪徳寺』
だからちょっと かなしいんだもの って
思いながらも
電車はどんどんすぎて
人々はめざめる
シモキタに着く
まだ ちょっと 不安
わたしの きゅうじつ
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