へい、へい、平凡/
炭本 樹宏
暑くもなく
寒くもなく
それでいて静かで
おいしい御飯食べて
体調よくて
一人であっても
寂しくもなく
気楽で
明日は仕事もなくて
借金があるわけでもなく
気をもむほどお金もなく
それほどコンプレックスもなく
悩みという悩みもなく
手にあまる欲もなく
約束された未来なんてないけど
こんなへなちょこな詩なんて書いて
ささやかな幸せ
平凡な幸せ
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