はるかかなたのきみへ/いとやん
ようとしても
もういないはずのきみが 見えた気がしてしまうんだ
今日もまた夜風に吹かれ 星空に願いを込めて
現実逃避の世界が始まっていく
この世の臆病者に 愛と幸福はやってくるの?
真っ暗な谷底で 暮らしているぼくは 光を見ることはなさそうだ
このまま誰にも知られずに 消え果てしまおうかな
毒の入っている甘いケーキを食べて
誰もが気にかけない塵のように
流れるまま 永い旅路に踏み出そうか
ぼくの夢にしか出てこない あなたをまだ想っています
時間が止まるような思い出をもっと築きたかった
でもぼくは臆病者で 弱すぎたから あなたは遠いままの存在で・・・
でもいつかは きみに会えるかもしれない
儚い微かな希望が 心の中で荒れ狂う
強くなるために旅に出る勇気はないけど
光を見るには 踏み出さなければいけないのかな・・・
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