秋4首/一代 歩
 
秋風が当然の様(よ)に頬を撫で、しまっておいた想いひきだす

衣替え そろそろせねばと思うのに、また身に纏う去年の恋を

“秋”という文字が勝手に“飽き”になる変換機能がわたしにあれば

忘れたい。忘れたくない。忘れたい。秋桜(コスモス)に訊く こころ散り散り

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