過失/
こしごえ
罪色の花が薫ります。
あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。
わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果てた
だけれど、これだけは
あなたは、あなた
それ以上それ以下でもない事実
信じなくていいから
疑わないでほしい
生きている証
希望は胸の内に芽生えた
心は伝わったと疑わない真実
だのになぜ
わたしの前から消えたのか
面影は未来へ・・・
果実は実りつつあります
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