よく晴れた秋のグラウンドに/yaka
 
よく晴れた秋のグラウンド

100メートルのトラック
120パーセントのきみ
初めて見たような
険しい眼
逞しい足元

私は
どこを向いていた

抱えきれない悩み
仕舞い損ねた願い
握りつぶした拳

きみは
いつの間にか大きくなったわけじゃない

よく晴れた秋のグラウンド
駆け抜けたあとに
私の知らない
きみを見た



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