河童の屁?1/がんさん
そのときは、フランス・ワインのロゼね。
で、彼の解説が、
「アルプス、モンブランの朝焼けに目覚めた処女のような
爽やかな酸味と、角張らない喉越し、
それでいてさ、後味に芯があるんだよね・・・」
なぁんて、分かったような分からないような話。
申し訳ないけどさ、そのときの僕は、
寝乱れたネグリジェから覗く処女のむっちりした太腿ばかりが
頭の中でチラチラして、爽やかな酸味も、角張らない喉越しも、
どこかへぶっ飛んでしまった。
ただ、後味の芯だけは感じたけれどね。
それもかなりドロドロと・・・
あぁ、僕ってしみじみワイン通にはなれないみたい。
で、「通」のもう一つの解釈。
通・・・人の気持ちを察し、さばけていて、思いやりのあること。
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