カエルの唄/
緑茶塵
カエルはよく迷う
最終的には決めなければいけないわけだから
例えば連れて行くとか行かないとか
白黒はっきりつけるとか
差している傘が、薄い緑色をしているので
雨に立ち向かうことが出来るのです
身に付けているやわらかい物も、形に合わない赤いヤツも
もう選択の役には立ちません
広い大地を思い出してみれば、この悩みも吹き飛ぶでしょう
だからちょっと立ち止まり
カエルは雨の空を見上げるのです
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