鳥と海老の間で、/人間
 
「あの 僕が死んだら 鳥葬して欲しいんですけど」
「日本では 法律上ちょっと無理ですね」
「どうしても無理ですか」
「どうしてもしたいんですか」
「ええどうしても」
「どうして」





天空のたゆんだ部分から 光る鱗の”鳥”が落っこちる
減数分裂した雲 に引っ 掛かっ て我先にと鳴く

  この日から全てが始まる

 頭上に旋回 する”鳥”に宿る正三百六十角形の生物学的妖美ん
僕アンチア カデミ  ッ クの主旋律に乗っ  けてひたすら譲歩する
(簡易な主従関係が結ばれれば満足です

 「でべれべでれべれぶどぅれべれー」つって呪文みたいな舌を出す僕に
 
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