ボディ & ソウル/suzu
して頭だけになった
元に戻った三人の子供は喜んで帰って行ったので僕は理解した
もうあの三人が僕のところへ来ることはないだろう
後は頭を帰せば僕は消えてなくなる
あれ?
どうしたの?
頭のない子がじっとしている
さあ君も早く持っていきなよ
頭のない子は動こうとしないので僕は理解した
三人の子供たちは体の一部が足りないのは単に不便なだけだから
返してほしがったけど
君は頭がなくても不便には感じないんだね
だから僕はまだ居ていいんだね
僕が微笑むと
頭のない子供は手を振って帰っていった
頭は心
心と体は別々でもやっていける
僕は君の心になったんだ
でもね
心と体がずっと離れ離れだと不安定になるから
そのときはこの河原でお話をしよう
僕は川の流れを見つめながら
君が来るのを待っているよ
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