きみとぼく/ki
 
きみとぼく、君と僕の、



だれにもきかせない。誰にも聞かせない。



水をつとつと
耳の穴に流し込むような
そんな感じ


つめたい きもちいい               おかしい、


じゃあ次は サカナ
青い
青い
サカナ
ささやく
サカナ
ミントの
サカナ


どこまでもうみはあおいろなんだよ。どこまでも海は青色なんだ。


イルカのショー
まあるいゆびわ
をくぐったさきに
たったふたりの花むこ花よめ
水のはな
お土産に


けっしてあけてはいけません。決して開けては、いけない。


そんな水槽手に家に帰ろう


開けたなら
きれいな夕日と
詩人の爪弾くギターの音に


あわせて。合わせて。              爽やかな歌声
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