まなかいおはじき しかくいおあそび/人間
もう色おはじき!
散らかっている幼児部屋、
窓からは赤メッキされた白樺の根が差し込まれて、
その間を掻い潜って辺り中に彷徨っている、のは
海底を這う木製の蛞蝓、の記憶、みたいな、雰囲気
我慢ならん御年頃の男女、心身が触発、血の気が蜜!
でろでろり、良い具合の色おはじき弾いて指で
しっかくうい部屋ー
:粘ぁって糸を引くぅ が
:負けぇじと弾く指ぃ が
:飛沫を上げて仕舞う仕舞う仕舞う仕舞う
乱痴気狂みの()が撒き散らしたのはサッカリン
それに群らがる油っぽい蟻に
それを食い荒らす二次元の鵺に
それらを横目に冷笑するのは”冷淡にビリ
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