絶望という名の砂漠/
快晴
私の目の前に広がるのは
どこまでも続く
絶望という名の砂漠
全てをさらい飲み込んでいく
変わらない物など何一つなく
全ては私を裏切って消えていく
私はただ死に場所を求め
彷徨い続ける愛のみなし児
遠くに見えた小さな光も
今はもう輝きを失いほの暗い
乾いた砂に綴ったこの魂も
私が存在していたことさえも
やがては風にさらわれて
再び無に戻っていくだろう
それは果てしなくいつまでも
新しい命が宿るその度に
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