知らない・・・/初代ドリンク嬢
 
怖い
夕闇が迫ってくる気がして
オレンジとグレーの空の下
時々振り向く
 
何かが追いかけてくる
 
私には時間は止められない
振り向いても
何も止められない
 
私の背中を
何かが見ている
とても
そう
侮蔑と嫌悪感の混じった
拒絶の目で
見ている
 
この海には毎年来るわけじゃない
 
ここにはもう多分
二度と来ない
 
すべてが忘れられていく
 
今のこの一瞬がなくなる
 
なくなる
 
なくなる
 
今
 
今
 
この今
 
夕日に
 
ドラムンベースに
 
セツナイの一点を突かれて
 
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